悠々闊歩

はるかな道を悠々と、闊歩していきます

見えないときに、見る力。(谷川祐基)

なぜ数学を勉強する必要があるのか?私自身完全な文系なもので、で高校生になって一気に苦手になりました。でも数学は「論理的思考力」の強化に役立つという、ステレオタイプな文言をまるのみにして信じてました。そして、なんとか単位を取るところまではできました。

 

「見えないときに、見る力。」本書はこの質問をスタートにしています。でも内容はもっと深い。

 

谷川氏の「賢さを作る」が良書でした。

思考とは具体と抽象を言ったりすることであり、

頭の良さとは、この往復運動が上手なことである

このシンプルな考え方(視座)をもっていろんなことが眺められるようになってから、理解力もアウトプットする力も少し上がったように感じています。そして「見えない~」は、この視座を補完してくれました。

数学の本質はずばり、抽象性にあったのです!

そして数学以外の、一般教養全般が、この視座で整理できると述べられます。

 

私は50年以上生きてきて、コンプレックスになっている分野がいくつかあります。語学とか、世界地理とか歴史とか。。。「苦手」と放置せずに、この行ったり来たりの思考法でもう少し近寄ってみようとモチが湧いてきました。

amzn.to

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