プロサッカー監督の仕事 非カリスマ型マネジメントの極意
年若い同僚に「最近読んだ面白い本を紹介して?」と聞いてみたら即答してくれた本。職場の人間関係をぽつりぽつりと話してくれていた時とは表情が一変し、「何度も読み返してるんです」とニコニコしてくれた。
一つはよく知られたコピー「絶対に負けられない戦いがある」というもの。もちろんこれが、心を揺さぶり士気を高める良いキャッチフレーズであることは認めつつも、氏はそこに失敗できない、に通じるネガティブな意味合いを嗅ぎ取っているようだ。言われてみればそうかもしれない、おそらくは選手への声かけに繊細に気を配り続けてきた方ならではの感覚なのだろう。
よりポジティブに能動的に、勝利や成功をつかみ取っていくような表現もあり、だ。のんきに感動してた自分が恥ずかしい(;'∀')
もう一つは、 2013年2度目の年間優勝を成し遂げたときのこと。ギリギリのところでからくも連覇できたことを語ったのちに、こういう表現があった。
『ツキや物事の流れを引き寄せることができたのも、やるべきことをやり続けてきたからこそ。そこまでの積み重ねがあってこそ、奇跡やツキが回ってくるのだ』と。
幸運はやれることをやりつくした人間に回ってくるものだ。これ、昨年別の方の口からきいて感銘を受けたのに、最近の私は忘れていた。
このごろの私は、大きな望みがあって、叶ってほしいと願ってばかりだった。それが苦しくて、やっとプランbを組み立てて、行動に取り掛かっているところ。お前は人事を尽くしているのか?手を広げて天命を待てるほどに、やるべきことをやっているのか?
Kちゃん、いい本の紹介をありがとう。心にガツンと響きました。