悠々闊歩

はるかな道を悠々と、闊歩していきます

10年後、後悔しない体のつくり方(中野ジェームス修一)

これは読みやすく、また自分がクライアントさんに対して、自己管理をお伝えするにあたっても大変参考になりました。
改めて今後のモチベーションを上げてくれそうなことを数点書きます。

・全身持久力の向上やダイエット効果を狙ってウォーキング・ランニングをするなら、最大心拍数の60から80%。最大心拍数はおおむね、220ー年齢です。
つまり50代の私にとっては、ざっくりの考え方としては
100を超えれば運動になるし
130前後でじゅうぶん。これは私の場合、口を閉じて走り続けられるイメージです。
こう考えると、ランニングのハードルがぐっと下がりました。
全身持久力をこうして鍛えながら、自重での筋トレを加えていきます。
スマートウォッチとにらめっこしなくても、だんだん心拍数が体感できるようになりました。
・日本人は体質的に皮下脂肪を貯めるのが苦手なため、内臓脂肪を貯めやすい。
 そして皮下脂肪と比べ、内臓脂肪は有酸素運動で減りやすいという特徴がある。
・姿勢を支えている筋肉は、二関節筋が主で、縮んで固くなりやすい→動的・静的ストレッチが有効
 これに対して伸ばされている方は一関節筋で、弛緩しやすく弱くなりやすい→筋トレや刺激によるスイッチが有効
私はよく、「普段の姿勢で縮こまっている側の筋肉を伸ばしてあげれば、伸びて無理がかかっている方の筋肉はおのずと縮むことを思い出す」という表現をしていますが、よりボキャブラリーが増えました。つまりね、肩や背中・腰がつらいなら、(そっちを叩いたり伸ばしたりするんじゃなくて)縮んでる反対側の筋肉をのばしてあげれば、楽になれるかもってことです。
体の仕組みや運動の効果、脳への影響までを、平易な言葉で語ってくれる本でした。これはおすすめ。