悠々闊歩

はるかな道を悠々と、闊歩していきます

世界に通用する子どもの育て方(松村亜里)

え~~どうしてこれがアンリミなのだ、と驚くほどよかった。
ポジティブ心理学とは→→一つの定義としては、より幸せに生きる方法を科学的に研究する学問だそうです。これは元にして、これからの時代にはどんな子育てがよいのか、何を指針とすれば親も迷いなく、一緒により幸せに生きていけるかが示されています。
もうね、ごほうびや罰は古いのよ、おくさん。
以下自分のためにもメモしておきます。
 
基本的な考え方としては
3つの基本的欲求を、満たしてあげましょうということ(親子ともに)…関係性・自己効力感・自律性
①関係性を育てる
1)安全基地としての親子関係のために 日頃から子どもの良いニュースに関心を持って一緒に喜ぶ。良いニュースに、積極的建設的に関わるのがスタート。そうすればつらいときに大事な関係性が育っている。
2)大事なのはセルフコンパッション(自分への思いやり)
 ネガティブ思考に対して
 接し方はマインドフルネス(受け入れる)→共通性を感じる→行動に移す
②自己効力感(やればできると思えるように育てる)しなやかマインドセットを持つこと
③自律性(自分で決めて動けるように育てる)
 コントロールしようとせず
接し方は共感→わたし主語文での説明→自己決定を促す
 
私事ですが、先日子供がスマホを買いたいと言い出したんです。私としてはかなりの予算オーバー、贅沢、なくしたらと思うと怖い、条件をつけたい、等々…
を、グッと抑えて
③でいきました。そうだよね、こういう理由でこう欲しいのはわかる、共感できる。そして母としてはこう思う、こういうことも心配だ。最終的には自己決定して、欲しい機種のリンクを送るよう伝えました。そして決定に対して、そのプロセスを認めて感謝の言葉を伝えました。彼女も納得して、お礼を言ってくれました。
今回は感情にジャックされずに対応成功!関係よりよくなった感触でよかったです。
この本は子育てがテーマですが、セルフコンパッションについてや、対人関係のスキル一般についても、じつに実用的で役立つと感じられました。私は続けて2度通読しました、そしてポジティブ心理学への興味がさらに高まりました。