悠々闊歩

はるかな道を悠々と、闊歩していきます

言語化の魔力 言葉にすれば「悩み」は消える(樺沢紫苑)

オーディブルによる耳読チャレンジ、二冊目です。
いろいろな悩みの解決について、何千本ものyoutube動画を配信してきた樺沢氏。心に残るたとえ話に、ハタと膝を何度も打ちました。
 
①ストレス耐性よりもレジリエンススルー力が大事
 例えばボクシングで、パンチを受けても受けても立ち上がるのがストレス耐性。でも、そんなことより相手のパンチをしなやかにかわしたり、そもそもカーっとなってパンチを繰り出す人をいなしたりすることのほうが大事
②大きな悩み、小さな悩み
 例えば我が家の庭に、めっちゃ大きくて動かせない大石と、中くらいの石が十個転がってて、庭を整えたいとする。大石に心とらわれて動けないよりも、さっさとどかせる石から片付けて行けば、目的は半分以上達成できるし次の方策が見えてくる。
 
それから、悩みの対処という本題からは離れるが
一番整理できたのが、ポジティブ心理学におけるポジティブ思考について。
日本語のポジティブという言葉には、楽観主義とか陽気:前向きなイメージがつきまとう。無理に、能天気にダイジョブダイジョブ、と不安を抑えるような。
でもアメリカ発祥のポジティブ心理学は、むしろ「肯定的」と言い換えられる。ネガティブに考えてしまう自分すらも「肯定」していいんだよ、ということ。
「中立」またはニュートラル、と考えるとわかりやすい。
 
よくコップに水が半分あるときどう考えるか、というたとえ話がある。
「もう半分しかない」のがネガティブ思考、
「まだ半分もある」のがポジティブ思考といわれるが
ポジティブ心理学のポジティブ思考で言えば、「コップに水が半分ある」という事実を事実として、感情と分けて考えるのがスタート
 
つまりポジティブ心理学で目指すポジティブさとは
・事実と感情を分けて考える
・偏見や先入観を外して、現状を冷静に分析し、クールに前向きな可能性を模索して行く
言語化」すればそういうことなのかな、という気づきがありました。
この理解、不十分だったらご指摘おねがいします!