悠々闊歩

はるかな道を悠々と、闊歩していきます

古風な公園

祝日です。当然娘たちがいます。一日どうやって遊ぼうかな?

娘たちの希望に沿って、午前中粘土遊び、買い物、お昼をはさんでクッキー作りと計画を立てました。でも、買い物に出たら あまりにもいい天気で、つい サイクリング・サイクリング。

娘たちの好きな公園まで行きました。

この公園、なんてことない住宅地の公園です。それほど広くもない。でもどうして娘たちが行きたがるのか?

たぶん、遊具だと思います。公園の入り口には「昭和47年○月開園」とあるのですが、その当時からあるのだろう、コンクリートの土管形の遊具があるのです。もぐったり渡ったり出会ったり。小さい子には、ちょっとしたチャレンジになるような梯子もあります。土管の上に上がるのは、もう一段階上の挑戦です。

上の娘は、ごそごそとがんばって 土管にはいあがると、「初めてできた。ずうっとできなかった。」とにっこりしました。この遊具のこと、今まで話題に上らなかったんですが。気になってたんだろうな。

この頃の公園って、画一的だと思いませんか。けっこうな頻度で見かけるのが、カスタムメイドのプラスチックの遊具。すべりだいの形や全体の大きさが違うくらいで、予算に合わせてチョイス!って感じです。

それからパンダやシマウマの乗り物。前後に動かすタイプで、「制限体重20キロ」などとかいてあるやつ。「大きくゆらさないで」と但し書きのあるブランコ。

たぶん、安全管理の問題だと思うのです。たしかに、その土管形の遊具は、親の視点から言うとちょっとこわい。娘も今日、腿を打って泣いていました。一番高いところから、バランスを崩したら・・・と想像すると、下の娘なんて目が離せません。

そんなことから、こういう遊具って流行らなくなっているんだろうな。

でも、痛みを実感して学ぶ機会、なくしていいんだろうか。

チャレンジして できなくて、大きい子を横目で眺めて、ある日できてあじわう達成感。

安全管理を他人任せにし続ける危険性。

上の娘が 大きく大きくブランコをゆすっていました。

下の娘も 私に後ろを押させて、負けじとゆれていました。

下の娘がめちゃくちゃな唄をうたって、三人で大笑いでした。

子どもたちの視線の先、公園の中央には ケヤキの木があって、紅葉しかけた葉が、青空を背景になびいていました。

けっきょく、クッキー作りはできずじまいでした。夕飯の餃子を作ることで妥協して、次回のお楽しみ~。(はは)