悠々闊歩

はるかな道を悠々と、闊歩していきます

2019-05-01から1ヶ月間の記事一覧

funny face!

90代のTさんは、いつも朝いちばん、「グッドモーニング、サー!」とあいさつしてくださる。 帰るときはもちろん、「シーユー、ネクストターイム!」である。 「あんたはいつも、そうやって一人一人に声をかけて にこにこして・・・ええなあ。感心する」と…

朴の葉をとる 2019

またやってしまった。冷凍庫の肥やしになるのは分かっているのに、この時期の朴葉をとるのをやめられない。 朴葉もちなんて、大して作らないじゃないか? いやいや、今年こそはちゃんと、Kばあちゃんに倣って何度もこしらえる・・・はず。 晴れた日の朴の葉…

大根の種を食す

80代のHさんは、何度も持病を再発させているけれど、いつもひょうひょうとしている。「俺は天国なんか暇そうだから行きたくない。地獄に行きたい」「Hさんなんか地獄の入り口で、閻魔さまに帰れって出禁にされるよ」なんて軽口をたたくのが常だ。 Hさんとは…

クローバーを編む

家族と家にいられる時間、ずいぶん減りました。テスト前のある一日、めずらしく娘たちと一緒に家にこもり、夕方庭まわりで憩いました。 「あ、クローバー咲いてる~冠作りたい~♪」 そういえば先日城北公園に行ったときには、上の娘が冠作ってたっけな。 小…

ド根性柿で、お茶を作る

庭には柿の木が二本あります。一本は、種を植えてみたら育ったもの。もう一方は、勝手に生えてきたド根性柿。 桃栗三年柿八年、といいますが、待ちきれないのでお茶にすることにしました(;^ω^) 家のものをなるべく減らしていきたいと思っているものの、 季節…

患者さんに教わること

高齢者と接することが多い仕事なので、 次第に体がいうことをきかなくなってきて 子どもの世話になっている、という話もよく耳にする。 「娘に叱られてばっかりいるよ」なんて 嬉しそうに言われると、 今なんだかんだ口うるさく叱ったとしても、 そのうち立…

見守られている

ご高齢の方で、すでに他界されているご主人が一緒に暮らしていると、思い込んでいる方は多い。 ご飯を一緒に食べた。コルセットを付けてくれた。いつもいばってばかりで困るの。などなど・・・ 生き生きと語られる。 ご本人にとっては、それは幸せなことなの…