悠々闊歩

はるかな道を悠々と、闊歩していきます

2023-05-01から1ヶ月間の記事一覧

歩きながら考える(ヤマザキマリ)

心に残った点を二つ書きます ①※落語の気の抜けた笑いに触れた後で 現代は、人間のことを理想化しすぎたり美化しすぎたりしてるんじゃないか? 「生まれてきたからには自分を一生懸命に磨いて立派になりなさい」という言外のプレッシャーがある 生まれてきた…

ザ・マジック(ロンダ・バーン)/ まほうつかいだった。

小さい頃の夢が魔法使いになることだった,という人は多いと思う。でも、最近私は気づいてしまった。魔法の杖が欲しいと願ってきたけれど、それはすでに私の手にあった。私たちはまほうつかいだったのだ。 根拠その1。時間は誰にとっても平等で、増やせないと…

健康になる食べ方 幸せになる生き方(東城百合子)

著者のお名前に、懐かしい、と思わず手に取りました。 次女を出産した助産院では、朝昼晩と純和食のご飯でした。玄米ご飯に具沢山のお味噌汁。初めての玄米でしたが、もちもちとこんなにおいしいものかと驚きました。 一人目のときの個人病院とはちがう、ア…

ネコ整体・ネコ瞑想

ストレッチしようとヨガマットの上に立つと、猫が足の間で寝転ぶ。絨毯で横になると、お腹の上に乗る。ソファーに座れば、膝の上に上がり込んでもぞもぞと位置を定める。 ちょっと待てよ、とブラシを持ってこようとすると、視線を送りながらちゃんと待ってい…

跳ぶ前に、かがむ

最近所属しはじめたFacebookグループで、代表者の動画を見ていたら 「大切なことが差し迫っているときに、前もって休む」ということがテーマだった。 あるいは終わった後に、「しっかりとダラダラする」時間を持つとか。 これは私も心がけているし、どうも身…

人生ってなんだ( 鴻上 尚史)

「ほがらか人生相談」連載での、当意即妙な文章が印象的で、鴻上氏のエッセイを読んでみました。 演劇で「エチュード」または即興劇、アドリブってやつがあります。そこで例えば、「中世ヨーロッパの兵士」とか「昭和30年代の東京で」とか、ちょっと日舞のし…

スタンフォードの脳外科医が教わった人生の扉を開く最強のマジック

僕は目を閉じて心を開いた。 頭は人と自分を比較して、違いを見出そうとする。 心は人をつなげ、分かち合おうとする。結局僕たちは同じだ。心はそれ自体が知性を持つ。 僕らは与えることによってのみ、何かを持ち続けることができる。 幸せになりたければ、…

言語化の魔力 言葉にすれば「悩み」は消える(樺沢紫苑)

オーディブルによる耳読チャレンジ、二冊目です。 いろいろな悩みの解決について、何千本ものyoutube動画を配信してきた樺沢氏。心に残るたとえ話に、ハタと膝を何度も打ちました。 ①ストレス耐性よりもレジリエンスやスルー力が大事 例えばボクシングで、パ…

脳はバカ、腸はかしこい(藤田絋一)

藤田氏は腸内細菌が専門で、自らおなかの中にサナダムシを飼って理論を実践していたことでも有名。今でこそ、腸脳相関はかなり一般的な考え方になったけれども、 2011年刊行のころには異端だったろうな。 腸は第2の脳なんて言われるけど、冗談じゃない。脳が…

潜在意識3.0(藤堂ヒロミ)

ひすいこうたろうさんの動画で紹介されていました。 『潜在意識のメッセージを聴けば、思ってもいなかった力を発揮でき、人生が大きく変わります。あなたの潜在意識のメッセージは……あなたの「臓器」が知っています。』 本文中でも触れられていたが、数年前…

天守物語(泉鏡花)

このGW中に、「静岡県舞台芸術センター(SPAC)」による公演『天守物語』が、駿府城公園 の特設会場であった。 1996年初演。日本国内だけでなく、インド、パキスタン、中国、エジプト、韓国、アメリカ、フランス、台湾など国内外30都市で上演された。SPACの…

誰にでもできる!0円起業(起業家ミコリー)

今週ミコリーさんの講座に参加するので読んでみた。早速刺激を受け、自分の仕事の進め方について考え込んでいる。 特にしびれたのは、彼女が起業どころか就職活動をする当初から「見下す客はこちらから断る」「仕事を主体的に選ぶ」そしてケチな客はいらない…

精神科医が見つけた 3つの幸福 (樺沢紫苑)

一言で言えば「幸せになるための実用書」幸せになるって技術だったんだよね。 ・まず幸せを脳内物質の視点から、主要な3種類に分類 セロトニン的幸福(自分の心と体) オキシトシン的幸福(他者とのつながり、愛) ドーパミン的幸福(成功、金、仕事) ・こ…

ヴィオラ母さん(ヤマザキマリ)

言葉の選び方って本当に難しいし、だからこそ言語化は一生続けていけるクエストでやりがいがあります。自分と対話し、他者と対話する。それによって自分を深掘りし、人脈も深まる。先日失敗したことがあります。自己開示のつもりで、やや自虐的な文章を投稿…

呼吸入門(齋藤孝)

体に無用な力み・こわばりを溜め込んで苦しんでいるよりは、より緩もうとするのは良いとは思う。でも、More is betterとはちょっと違うような気がする。人間は立って歩く動物で、生きている以上力が入っていなければいけない点はある。 私自身の体験。 私は2…

プリニウス(ヤマザキマリ とり・みき共著)

ヤマザキマリ氏の著作を読んで、このプリニウスこそ、氏がどうしても描きたいと熱望した作品だと知りました。古代ローマの博物学者、暴君ネロと同時代。 まだ5巻までですが読書メモ(もうすぐ12巻で完結らしい)。時代考証だけでも容易ではないだろう。ロー…

10年後世界が壊れても、君が生き残るために今、身につけるべきこと(山口揚平)

Fさんがすすめてくださった、山口氏の著作。奥付を見ておどろいた、2015年の出版だって!量子学で意識についての研究がすすみ・・・なんて、つい最近の話かと思った。 賢者と悩める若者との対話っていう、わかりやすい構図で描かれている…はずだけど、私に…