悠々闊歩

はるかな道を悠々と、闊歩していきます

2022-12-01から1ヶ月間の記事一覧

藤原和博の必ず食える1%の人になる方法

多分野で活躍し、多作な方である。帯の著者紹介にはまず、「教育改革実践家、杉並区立和田中学校元校長、元リクルート社フェローとある。 2003年から都内では義務教育初の民間校長となったことや、橋下氏が大阪府知事だった頃に特別顧問になった経歴も持つ。…

SLEEP 最高の脳と身体をつくる睡眠の技術(ショーン・スティーブンソン)

睡眠について、定評のある本を、一日で二冊まとめ読みした。 「睡眠こそ最強の解決策である」(マシュー・ウォーカー)は研究者による著作だが、 本書は個人・企業向けのアドバイザーによる。だから睡眠技術をより具体的に提案しているし,ユーモアも感じられ…

睡眠こそ最強の解決策である (マシュー・ウォーカー)

睡眠不足は緩慢な自殺。 時間って万人に平等とか言われるけど、そうばかりでなく 睡眠はいわば寿命の貯蓄だ。 スマートウォッチで睡眠の管理をするようになって、一年ほどになる。まさにすぐに行動に結びついたわけじゃないけども、徐々に睡眠に気を配れるよ…

一生リバウンドしないパレオダイエットの教科書(鈴木祐)

筆者の「不老長寿メソッド」が良書だったので、続けて何冊か手に取ってみている。 パレオは狩猟採集民のこと。つまり、原始人のライフスタイルに学んでいいところを取り入れようという提案です。一例としては加工食品については、当然当時はなかったわけです…

呼吸についての考察2022,12

昨日の夜、呼吸法を学ぶオンライン講座に参加しました。今回私が受け取れたことのキモ①は、細く長く吐くということだけではなく「コントロールして吐く」ということです。今回の講師は演劇のプロの方です。俳優さんが台詞や歌をのせて呼吸するとしたら、「コ…

センスは知識からはじまる(水野学)

著者はまず「センス」をこんなふうに定義します。 センスの良さは、数値化できない事象の良しあしを判断し、最適化する能力である。 そして、センスの良さはスキルであり、研鑽によって誰もが手にできる能力であることを、一冊を通じて説いています。 センス…

「有名人になる」ということ(勝間和代)

有名人になる予定はないので(笑)単純な知的好奇心としての読書。「どんな功罪があるんだろう」と読み始めました。 でも、思いのほか心に響く点が多かった。私はこの頃、「強みを生かして仕事につなげるには」というのを読書のテーマにしてるんだけど、ヒン…

イドコロをつくる: 乱世で正気を失わないための暮らし方

著者の前著「ナリワイをつくる」を興味深く読んだ。ひとつの会社組織に忠誠を誓う生き方とは逆の、生活兼娯楽を大事にして、暮らしを「丈夫」にしようという提案だった。 そして今回のイドコロ。 イドコロはコミュニティとは似て非なるもの。メンバーリスト…

圧倒的に自由で快適な未来が手に入る! 勝間式ネオ・ライフハック100(勝間和代)

久しぶりに読み返しました。YouTubeやサポートメール、月例会で日々「勝間流」をシャワーのように浴びているので、 100挙げられている思想の内容は「初めてきいた!」「メカラウロコ!」というものではありません。 でも、知っているのと しっかり腑に落ちて…

八つ頭と、ばあちゃんの思い出

先週、数年前まで住んでいた、山あいの地域に仕事ででかけた。 里いもの季節である。仕事先の農家さんが、「市場へ出すのに『はねた』のだで、おぞいよ(形が悪いよ)」といいながら、八つ頭の子芋をわけてださった。 さっき、蒸して剥いて何気なく一つ食べ…

「筋肉」よりも「骨」を使え! (甲野善紀・松村卓)

私の仕事は筋肉を良い状態にしてナンボ、と思ってきた。骨のつまりや骨盤のかたむきも、まずは筋肉を考えるのがだいじ。ちょうど自分の体についても、筋トレをなんとか習慣化しようとしているところだ。それなのに…出合ってしまった、この本に。 いわば古武…

人間の死に方 医者だった父の、多くを望まない最期(久坂部羊)

先日読んだ「人はどう死ぬのか」に紹介されており、続けて読んでみました。筆者は高齢者医療を専門とする医師。実父を含めて、良く生き、そして高度な医療的措置を受けずに亡くなっていった周囲の人々について、実際のところや所感を語っています。 これから…

おせちにおすすめの一品

おせちが話題に上る季節になりました。一品、これだけはと毎年作っている料理を紹介します。城戸崎愛さん(ラブおばさん)の『五目なます』です。「きょうの料理が伝えてきた 昭和のおかず」というムック本がありまして若い時分このレシピを読んで、めっちゃ…

人はどう死ぬのか(久坂部羊)

こどものころは、大人になったらだんだんと慣れていくのかなと思っていた。 父のなくなるときに立ち会うことができなくて、悲しかった。でも、どこかホッとした思いもあった。「あの世」につながりができたから。ちょっとだけ恐怖がなくなったからだ。だから…

デジタル介護、する側とされる側

仕事の会議で使うという機会がないので、ズームやグーグルミートに弱い。 先日参加していたら、ホストさんが「ホテルのWi-Fiが弱いみたい。困ったな」と言い出し そしたら参加者の一人が「じゃあ私がホストになりますよ」と、サッと交替してかっこよかった。…

いますぐ書け、の文章法(堀井憲一郎)

文章を書くのがうまくなりたい、という色気があった。 「わあ上手ね!」と褒められたい。投稿にいいね!がついたらうれしい。できればうーむと唸らせたい。 しかし筆者の結論は早かった。まさに、本の冒頭に結論があった。 ■うまく書きたい、という意識をな…