エビをとって、食べたのだの巻
エビが好きです。といっても、エビフライや寿司ネタの話じゃなくて。何年か前に友人宅で、水槽に入れられた小さなエビが、ライトを浴びながらチロチロチロと足を動かして上り下りする様子を見て以来です。半透明の体に、心臓の鼓動が浮かび上がります。癒されるわ~、と、釘付けになってしまいました。
そういうわけで、キャッチ&リリースが身上の我が家の川遊びにおいても、例外的にエビを連れ帰ることがありました(ははの横暴)。しかし生育環境が合わないのでしょう。共食いしたり、弱ったり。たいてい数日後にはバラバラになって、ドジョウに食べられてしまうのでした。
殻をすくい上げる空しさと後悔。
ところで先日、近所の川でエビがたくさん捕まえられました。手の長~いエビです。まるで「千と千尋」に登場する釜じいのような、その勇士を見てみたい方はこちら。ねっグロいでしょ。一番大きいのは15センチぐらいあったのよ。この写真はちと暗いけど、実際にはもうすこし食指を動かされるような姿でした。
どうやら食べられるらしいと知った私は、
「食べてみようか」
「ええ~食べたくない。おいしそうじゃない」
「おいしいかもよ。かっぱえびせんみたいなもんじゃん」「ちがうよ~」
そういいつつも、ちょっと乗り気な娘たち。先日のアユに味を占めたのかもしれない・・・。おそろしい・・・。
少々泥を吐かせて、酒と塩をして、小麦粉まぶして揚げました。
水気をとりながら、娘たちに質問しました。
「さてクイズです。油に入れたとき、このエビちゃんたちはどうなるでしょう?」
「えーとね、動く!」「はねる!」「ちょっとしたら動かなくなる!」←あたりまえ
それでは正解発表です。ジュワ~
「うわ~!赤くなった!赤くなるとは思わなかった!なにもう、おいしそうジャン~{%ハート2webry%}」
一口食べて上の娘は「おいしい~!」3つも食べましたとさ。
ねっかっぱえびせんだったでしょ。また捕ろうね。(はは)