怪我をしないカラダ 治るカラダ
日曜日の午後。雨が上がったからお散歩しようかというと、河原ならいいよ~と娘たちが答えた。
いいぐあいに枝を広げた木に、服が汚れるのも構わず登る。
そして高い場所からジャンプする。
雨上がりの緩んだ地面に、足先で絵をかいていく。
大きな水たまりを見つけて、わざわざ長靴を取りに帰ってジャブジャブ入る。
大きな石を運んできては橋をつくる。
そんな娘たちを見ていると、筋肉や腱について考えてしまう、整体師のハハである。
そして実感として、ある程度の負荷をかけていくことによって、それらは強く、怪我をしないように育っていくのだろうな、と思える。
よい筋肉とは、つまり、怪我をしにくく強いとういことだろう。
それは大きく動かしつつ、伸ばされたり縮んだりを無理なく繰り返すことで育っていくんだと思う。
適度にしごかれ、適度にケアされ・・・という「あんばい」の問題ですね。
そういっちゃうと難しいけど、要は「よく遊べ、楽しめ、いいもん食ってたっぷり寝れ」ってことだろうな。
腱だってそれは同じだし、筋肉より注意が必要とも言えるだろう。
話は違うようだけど
柔道を習いはじめた娘たちにつきあって稽古場にいくと、ときどき怪我の場面にでくわす。
体にかかわる仕事をしているけど、私は急性の怪我の知識は素人に近い。申し訳なく思いつつ触れると、思いがけなく硬い筋肉に触れた。
子供だってかたまるんだ。がんばってがんばって、かえって怪我しやすい体になってるところもあるのかも。
柔道は「やわらかい」がつくだけあってか、ネコのような身のこなしが怪我を防ぐように思う。
うちの娘たちにもそれぞれ、弱い部分、硬い部分がある。小さい怪我も経験した。スポーツ選手はまず、記録や勝負以前に「どうしたら怪我をしないか」を考えたほうが伸びるんじゃないかな、と思うし、整体師としても第一にそこを考えたい。せっかくこうしてスポーツにかかわるんだもの、どうしたら怪我をしないか、あるいは最小限にとどめられるか。そして治りやすいカラダにするか。もっと見識を深めていこうと思う。うちの子もよその子も、もっと楽しめるように。
究極の目標は「力まないカラダ」ってことになるのかな、とは思ってます。難しいね。