悠々闊歩

はるかな道を悠々と、闊歩していきます

後支えになる

娘たちは和太鼓サークルに参加している。入ったばかりの下の娘は、まだ曲も覚えていないものが多いが、元気が取り柄だ。上の娘はそろそろ中核メンバーに入ろうかというところで、横笛への挑戦や打ち方の完成度が求められる段階に入ってきた。

お祭りに参加したり老人施設を慰問したりの活動が、よい刺激となっている。

今は新しい曲に挑戦し始めたところだが、そのパートの割り振り方をみると、指導者はさすがだな~と思う。それぞれに少しずつハードルの高い課題を与えて、うまく全体をまとめているのだ。

新曲でははじめて、親や指導者の力をまったく借りずに自分たちだけで演奏することになっている。

これまでの曲目を、まがりなりにも形としては叩けるようになって「だれがち」だったムードは、このところ一変している。ふざけないで俄然ヤル気を見せた小学生たちが、回を追うごとに成長していく姿には、じつに驚かされる。

「ちょっと、自分の子にホレちゃいそうだねえ」なんてつぶやきながら、太鼓運びや合宿の企画などの黒子役に徹している、父さん母さんたちである。私も先日は、子どもたちに自分の姿を客観視させようと、ビデオ撮影をしてみた。

できなかったことができるようになっていく、ダイナミックな過程に立ち会えるのは、幸せですね。8月の新曲披露をめざして、親としてできるちょっとばかりの後支えを、楽しもうと思っています。