コージーコーナーの思い出話
思いがけず、クリスマスケーキのいただきものが重なりました。ありがたいことです。
よりによって今日は、原付バイクで仕事場に行ったので、
悩んだあげく 腕にぶらさげて帰ることにしました。持ち手をひらいて、箱の水平を保つのがムズイ{%汗webry%}
見るからに、クリスマスの仕事帰りってかんじですね。
帰り道、そのケーキが 20年来の「夢」だったことにハッと気付いて、
一人でニヤニヤしてしまった。
そのころ私は、東京下町の魚屋でアルバイトしてました。
クリスマスのころになると、そろそろお正月ものの販売が始まる。かまぼことか、数の子とか、身欠きにしんとかね。
わたしは白いビニールエプロンと白い長靴というユニフォーム姿で、
「酢ダコいかがっすかあ。足一本から切りますよう」なんて、声はりあげてるわけです。包丁ぶらさげて。
道路をはさんで、向かいにはコージーコーナーがあって。
かわいい女の子が、電飾の下でケーキ売ってるわけです。
サンタの帽子かぶって、「クリスマスケーキいかがですかあ~」って。
酢ダコとクリスマスケーキ。
そんなクリスマスを、何度過ごしたことかしら。
まぶたに焼きつく、コージーコーナーの店頭風景・・・
いやいや、分かってますよ!この話をしたら、娘すら「おかあさんは魚屋さんのほうが似合ってるよ」と一蹴したし。でもね、コージーコーナーのクリスマスケーキには、若き日の淡い思い出があったわけです。
あこがれのケーキはやはり、素晴らしいお味でした{%キラキラwebry%}サンタさんとチョコのおうちはとられたけど。
でも、濃厚生クリームで胸やけしちゃうあたり、貧乏性というか、年喰ったというか・・・。