やまゆり咲かせよう活動 しょの5
小学生の頃のことです。
習い事の帰り道で、たんぽぽがたくさん咲いている場所を見つけました。お母ちゃんに見せたい!と、うれしくてうれしくてたくさん摘んで帰りました。
飛んで帰って母に見せると、こういわれました。
「なんで摘んできた?そこに咲いていれば、たくさんの人がきれいだねって見れただに。」
私は大泣きしながら思いました。喜んでもらえると思ったのに、と。そして、母は正しい、と。
画像の、今年初めて咲いたやまゆり、翌日の午後になくなってしまいました。
花弁が2枚、落ちていたので、この見事な姿は活けられなかったことと思います。
どなたが切っていったことか。
でも、嬉しいこともありました。
あまり話したことがなかった方からも、「こんなにきれいに咲いたのは、今年初めて見た。いつも、〇〇さんがもったいないもったいないって言ってるけど、草刈りで残らなくて」と、話しかけられたこと。
切られた株のそばの、地際に生えていた数本を、誰かが束ねて引き起こして、支柱をくれてあったこと。
これまでチェックしてきた以外にも、つぼみがついてわかったものが、いくつかあったこと。
あちこちの株が、そろそろ蕾を膨らませ、白く色変わりしてきています。
重たげに頭を垂れたものは、ひもでひっぱって起こしておきました。札もよく見えるかもしれない。
いつか、大川街道のあちこちで、ふたたびやまゆりが咲き誇るといいなと、
夢を持っています。
You may say I’m a dreamer?
But I’m not the only one
夢かもしれない でもその夢を見てるのは
私ひとりじゃないって思っているよ。