海のおもいで
親戚の商売の関係で、浜辺での慰労会に参加してきました。
楽しみにしていた地引網は、 波がよくなくてできなかったのですが、
浜辺で楽しく遊んできました。
我が家では、川遊びはしょっちゅうしてますが 海水浴の経験は皆無でした。
なぜなら・・・「海にも行こうよ」といくら誘っても、上の娘が頑として行きたがらなかったのです。
その理由。
去年は「さめがいるからイヤ!」←映画「ファイティング・ニモ」の衝撃が強すぎたらしい。
今年は「越前クラゲがいるからイヤ!」←マ、マニアックすぎる・・・。
しかし、実際に行ってみれば 楽しいに決まってる。年の近い姪っ子と手をつないで、波打ち際に突進していきました。
はじめは遠慮気味だったものの、「服ぬらしちゃってもいーい?」「いいよ!」の後はもう、周りの人が振り返ってにこにこするほど、キャーキャー歓声を上げて波を楽しんでいました。
ひっくりかえっては「海の水って、ほんっとしょっぱいねー!!」
引き潮に足元を見つめながら「あ~海に近づいてく近づいてくー!」
ひとしきり びしょぬれになって遊んだあとは、お決まりの砂山作り。
そして小石や貝殻も駆使して、ケーキ作り。砂浜におえかき。
首から上を残して、体埋めちゃうぞ遊び。どっかーんと生まれちゃうぞ遊び。
それから白い小さな貝(地元ではハタミと呼ぶけど??)を見つけて、それが意外なスピードで砂にもぐりこんでいく様子を、飽きずに眺めました。
久しぶりに海で遊んだら、
昔の思い出がよみがえってきました。
私(はは)が育った家は、海から一キロの場所にあって、
小さい頃はよく遊びに行きました。
遊泳禁止の遠州灘ながら たっぷり遊んで、ひりひりのまっかっかになって、
砂まみれのまま車に乗って家に戻り、
庭の水道で体を洗ってたっけなあ。
台風のあと、「ちょっくら見に行くか」と父に誘われて
堤防から 荒れ狂う海を眺めたりもしました。
父は晩年 病気の副作用で目をわずらって、家に閉じこもりがちでしたが
ふと思い立って、海に行こうかと誘ったことがありました。
私の肩に手を置いて ゆっくりゆっくり堤防をあがったら、
「海の匂いがするなあ」と 父が泣いていたっけなあ。
そんな記憶を、久しぶりにしみじみと 思い出しました。(はは)