悠々闊歩

はるかな道を悠々と、闊歩していきます

うきごり君の食生活

我が家は川遊びが好きです。といっても、テントを広げてゴージャスなBBQをするわけでもなく、地味に たもとミニ水槽を持って出かけるのが常であります。せいぜいおにぎりだな。

捕まえた魚たちは、基本はキャッチ&リリース。そして勝手ながら、どうしても、どうしても飼いたいモノたちには、我が家のミニ・水族館(いわゆる60センチ水槽です、ただの)に来ていただきます。

しかしながら、えさや環境が合わずに死んでいく魚たちも多く、いつも迷います。それでも飼いたい、観察したい。そのジレンマはあるのですが。

今水槽にいるのはオイカワ、コイ、タイリクバラタナゴ、ドジョウ、それからとんぼのヤゴとウキゴリくんなどです。ウキゴリくんは、いつも目の前にひらひらと落ちるフレーク餌を無視します。だんだん元気がなくなっていく様子を、残念に眺めていました。いくつか餌を試しては失敗し、何をあげたらいいのか、分かりませんでした。

それが先日のことです。娘たちとちちが、イモリをつかまえてきました。あとからあげようと、夕飯のおかずのささみの蒸したのを、ちちが玄関先に置いておきました。ふと「水槽に入れてみようかな」と思いついて、小さいかたまりを落としてみると・・・

「なに、なに?」と浮き足立つ(って、足はないけど)オイカワたち。その間隙をぬって、いつにない俊敏さで、ウキゴリ君が大きな口をあけました。口からはみだすほどのササミを、決して他の魚に取られまいと逃げ回ります。お、お前そんなに早く泳げたんだね?

考えてみればウキゴリくんは肉食。エビや小魚を食べるのですから、こういうのをあげればよかったんだな。

それから3日ほどたちますが、ウキゴリくんは日に日に元気になってきたようです。水底にじっとしていることが多かったのに、名前の通り水面を離れて、優雅に?泳ぎ回る姿が見られるようになりました。ひいきしてウキゴリ君の目の前に落とそうとする肉塊を、コイたちと奪い合っています。

それにしても、初日にあげたササミの蒸したの、にんにくで下味がつけてあったんだけどな・・・雑食なのかグルメなのか?なぞだ。(はは)