悠々闊歩

はるかな道を悠々と、闊歩していきます

はじめてバスに乗せてみた

できれば整体の仕事は、家族の負担がない、平日の日中に入れたいと思っている。でも患者さんのご都合を考えれば、土日も営業していたほうがいいのは間違いない。たとえばレギュラーに仕事をされている方とか、小さいお子さんがいらっしゃる方とかね。

それに私自身、偉そうに「平日だけです」と、お客さんをえり好みできる立場にはない。できるだけたくさん経験を積みたい気持ちもあるし。

そういうわけで、先日の土曜日は、ありがたくも二つ予約をいただいた。さらにありがたいことに、いつもお世話になっている友人が預かってくれることになった。

そこでひとつ、冒険を試みる。友人に迎えに来てもらうのも申し訳ないから、娘たちだけでバスに乗せてみよう。友人宅はバス停の近くで、何度か親子でバスに乗って行ったこともあるので、できるんじゃないかな。

前日娘たちに話すと、おねえちゃんはやる気まんまん。妹はしばらく「おかあさんといっしょ~」とごねていたが、そのうちけろりと「行く」と言い出した(友人宅のおもちゃを思い出したのかもしれない)。バスの時間を調べて友人と打ち合わせた。所要約15分、混みやすい道なのでもっとかかるかも。車中ぐずったらどうしよう・・・まあいいか、なんとかなるだろう。

さて当日の朝、三人でバス停へ。遠くにバスを見つけると、律儀に右手を上げる二人(まだ一つ前のバス停近くなのに)。運転手さんに子供だけで乗せることと、降りるバス停を伝え、運賃をにぎらせて準備完了。まだ乗客は優しそうなおばさんが一人だけで、にっこりとほほえんでくれた。バスを見送ってすぐにメール「今乗せた。よろしく!」「了解!」

いちもくさんに家に戻って、部屋の掃除をした。

さて、後から聞いた話。車中は無事に過ぎて・・・と思ったら、「○○がくしゃみして鼻水でちゃった。拭くものなくて困ってたら、うしろのおばさんがティッシュくれたよ」すみません、すみません(汗)。先方でも娘さんがバス停でお迎えしてくれて、子供たちだけで仲良く冒険終了したらしい。みなさんありがとうありがとう。

2件の仕事を終えて「終わった!」とメールすると、電話が鳴った。下の娘の声だ。「ねえおかあさん、お迎えにこないで。バスで帰るから」だってさ。(はは)