悠々闊歩

はるかな道を悠々と、闊歩していきます

いってらっしゃーい

小学校へむかう娘を、毎朝見送っている。近所の男の子と待ち合わせ、二言三言交わして、「じゃあよろしく。いってらっしゃーい」と手を振る。

でも家の前は一本道で、50メートルほどは見通せる。娘はそこを、何度か振り返り、手を振るのが毎日のことだ。こっちとしては、さっさと家に入りたい日もあるのだが、そういうわけにもいかない。しばらくは玄関前で足踏みしながら、娘を見つめることになる。

車道を気にしつつ、一歩先を歩く上級生と、手を振る娘。いつかこうやって、(ほかの男の子と一緒に)親の元を離れていくんだろうな~と、ついバカな親は想像する(ヒマだね~)。こうやって何度か何度か、振り返り振り返りしながら、手元を離れていくんだろうな~。自然にそうなるまでは、暖かく見守って、手を振り続けてあげたいな~。

娘はある地点になると、もう後ろを振り返ることなく、さっさと上級生の後をついていく。きっぱりと。私はいちおう、姿が見えなくなるところまで見届けて、家に入る。そう、まだ年少さんの登園準備が済んでいないのだ。

たぶんこうやって、あと8年間(またはここに住み続ける限り)、私は毎朝見送っているんだろうな。(はは)