悠々闊歩

はるかな道を悠々と、闊歩していきます

バースデイ・パッフェ

幼いころ、家族でおでかけして食堂に入ると、必ずチョコパフェかフルーツパフェをたのんだ。どきどきしながら待ったのをよくおぼえている。ナプキンをしいて、長いスプーンが置かれるのを身体を硬くしてみていた。下のほうの、アイスクリームにチョコの模様がうつくしく流れているところは、どうやってできているのか分からなくてじっくり眺めた。銀色に光るチョコスプレーも魅力だった。

そのうち家業として食べ物屋をはじめた。カウンターの中で、母親がパフェをつくった。過程・・つまり種明かしをみてしまうと、なんとなく魅力が半減してしまって、そうしょっちゅうは食べなかった(あたりまえか)。

でもウェートレスとして、「お待たせしました」とパフェをはこび、昔の自分のような子供がどきどきしている様子をみるのは楽しかったな。

大学生のころには、近くの喫茶店のメニュー「ビッグ・パフェ」にはまった。たしか580円だったと思う。勤労学生にとっては贅沢品で{涙)、ときたま友達を誘ってお昼代わりに食べたような・・・。

先日の私の誕生日に、ちちと娘がチョコレート・パッフェを作ってくれた。私と娘たちで買い物に行き、娘たちは嬉々として、アイスクリームとトッピングのお菓子を選んだ。

生クリームをたっぷり乗せた、お手製パフェ。ちち、娘たち、ありがとうね。

いろんなパフェを食べてきたけど、4人で食べるパフェもまた、格別な味でした。(はは)