四葉のクローバー
下の娘はこのところ、四葉のクローバー探しに凝っている。
先日、幼稚園で遠足の行事があった。アスレチック型の大型遊具もある公園に出かけたのだけれど、娘はほとんどお友達と遊ばず、クローバーの茂みを見つけてはしゃがみこんでいた。
見つかるのか?それが見つかるんですねえ。遠足終了時間までに4つ。しかも全部違う場所でですよ。
私も一緒に探していたんだけど、一つも見つけられなかった。
「○○はいい目だねえ」というと、
「あると思えばあるんだよ」と、哲学的なことを言う。
私も本でなら読んだことがある。四葉のクローバーは、あると思って探せば、あるのだ。
たいていの場合、「ないだろうけど、まさかあったりしてね」と探すのが普通だろう。心のどこかで。それを心底から「ある。必ずある」と思って探せば、あるんだ。
話としては分かるけど、私はそうは思い込んで探せない。
娘はそれができる。だから、見つけられる。
一緒に探しながら「なかなか見つからないねえ。ないねえ」と私が言うと、
「あるねえ」と返す娘である。
結局娘は、家に帰ってからの外遊びでも次々と見つけた。その日はたぶん、10は下らなかったろう。近所の建設現場の大工さんにもあげて喜んでた。
私もやっと一つ見つけられた。あると思えば、それはそこにある。
遠足で疲れてるはずなのに、娘はなかなか寝付かなかった。「なんかね~、目つぶるとクローバーが浮かぶ」だって。どんだけ凝視してるんじゃ。(はは)