悠々闊歩

はるかな道を悠々と、闊歩していきます

足袋を買った

整体の研修会の後、ミーティングで「職人であれ」という話題になった。「揉み屋」ではなく、しっかりとした技術を持ち、日々精進する職人でありたいということ。「じゃ、みんなでおそろいの足袋でも履きますカア?」「僕は履いてるよ。快適」「えっまじですか」などと笑って、ちょっと心に残っていた。普段は5本指ソックスを愛用しているが、踏ん張るもんだから、いかんせん消耗が早い。よい足袋ないかしら。

先日「スーパードクター」の特集番組を観た際にも、脳外科のドクターが、手術前に白足袋を履いて気合を入れていた。

ワークマンでも行けばあるのかな、どうせだったら安物じゃないのがいいな…などと先延ばしになっていたのだけれど、先日ネットのお祭り用品のところで見つけた。

それは父の出身地の産品だった。

大きな山車を引き回す、勇壮な祭りで有名な町なのだが、そこで育った父は無類のお祭り好きだった。スキが高じて、結婚して引っ越してからも、「祭りやらまいか」と若い衆をけしかけて、とうとう村祭りを「興した」くらいだ。

そこの職人さんが作ってる、その祭り用の足袋。父も履いたに違いない。なんだか父に見守られているようでいいじゃないの…と一人で盛り上がって買うことにした。

ポチっとしてから「あ、仕事用の職人足袋と祭り足袋じゃ違うな」と思ったけど、それこそ『後の祭り』

というわけで、私はこのごろ、祭り足袋を履いて施術しています。職人の証とは云えなくなっちゃったけど、まあそのへんはご愛嬌ということで。スチャコリャ、ヤレヤレ♪