悠々闊歩

はるかな道を悠々と、闊歩していきます

ケイコでマナブ?その1

先日の稽古の日。下の娘は「いやだなあ、『対戦』しないといいなあ」となかなか道着を着たがらない。新しい技を覚えるのは楽しいが、いかんせん入ったばかりなので、強い男の子っちと乱取りするのが苦手なのだ。もとが負けず嫌いだし、投げられると痛いしね。

準備体操を終えて、2人一組での練習が始まってもだらだら…なかなかエンジンが掛からない。

すると先生が、娘を呼んで稽古をつけてくださった。これまで覚えた技をひとつひとつ掛けさせて、復習してくれた。そしてもう一度同い年の男の子との組み合い。「同じ技ばっかりじゃなくて、全部かけてみるだよ!練習するだよ!」

娘は先生をチラッと見ると、大外がり!

油断していた対戦相手は、綺麗に転倒!

はっとして先生を見ると、先生もコチラを向いて苦笑い。

男の子は俄然むきになって、娘につっかかって引き倒す。娘は目をつぶって、泣きそうな顔で受身!「だめだめ、それは技じゃない!」そうやって何度か組み合ううちに、娘は、相手に倒されたらマケのけんかじゃない、ルールのあるスポーツなんだ…ということが、だんだん体で分かってきたようだった。それは何度も言い聞かせてきたんだけど、ちゃんと腑に落ちるまでに、それなりの時間が必要だったんだろう。

娘の目から、組み合う瞬間の怖さが、スコーンと抜けた。

そういうわけで続きます。