悠々闊歩

はるかな道を悠々と、闊歩していきます

ただいま

通勤時間が長くなったおはなし。

原付バイクまたは車で通う。確かに50分超の通勤時間は長い。雨の日などつらいが、年間を通して通ってみないと本当の大変さは分からないんでしょうね。

引越し当日から雨、霧の洗礼を受けた。山あいの道なのですれ違いに気を遣う箇所もあるし、街路灯のない区間も何箇所か。日が落ちた後は本気で「まっくら」だ。安全とは別の意味でコワイ。背後が漆黒の闇だと考えると・・・サイドミラー見られないです^^;

娘たちと一緒のときに、いったん停車してライト消してあげました。「ひいいぃぃぃ~・・・」

通勤時間の長さを逆手に取れば、季節の移り変わりを感じられるのは利点だ。

来たばかりは梅、桃、そして桜だった。山桜が点々と山麓に映えて、そのあとでソメイヨシノが咲き、八重桜が散った。杉ヒノキの人工林に混じって、雑木林は新緑が美しく、思わず車を止めて写真を撮ったこともある。

やがてお茶畑がうす緑に萌えて、山つつじが咲き桐が咲き、今はウツギの花弁が道路に舞っている。

ウグイスの声はもう下火、ホオジロが上手にさえずりはじめたところだ。「一筆啓上」と聞き倣わすらしいけど、娘はこないだ「えんぴつちょーだい、って鳴いてる」って言ってたっけな。

市街地からだんだんと、気温が下がっていくのを肌で感じながら、日が落ちるのと競争でかえる。我が家が見えてくるとホッとします。