冷房のこと
今日の患者さんは冷房が苦手な方だった。
そういうときには、窓を全開にして大汗をかいて施術をする。
動く人より、寝てる人優先なんである。
本当はそのほうが、私自身も冷房負けしなくて体調がよいんだけどね。
残暑きびしいと言われれつつも、さすがに一時の暑さはやわらいできたような。
通勤のラジオで、15歳の少女からの投稿が読まれた。
冷房のリモコンを手にして、つけてよいものかどうか、毎日自問すると。
パーソナリティはこう答えていた。
まずは身の回りで、当たり前と思っていること…例えば冷房とか、冷蔵庫とか、洗濯機とか。そういった「構造は良く分からないけど、頼っていること」を出来る範囲で、自分の手でまかなってみることから、チャレンジしてみてはどうだろうと。それを一人一人がやってみることが、大事なんではないかと。
私も暑い日々、毎日車に乗っては自問してきた。
ひとりで車を乗り回していること自体、反エコではある。
今日はつけてよいか、それとも山に帰るまでの数十分、もうちょっとがんばれるか?
歳と共に、湿気に弱くなっているのを感じるのは事実。
それでも毎日悩んでいる。
今日、帰り道でつれづれに、窓を開けている車の割合を数えてみた。
アバウトね、アバウト。
安東から羽鳥まで、おおよそ120台のうち、10台だった。
人それぞれに、「自分のできる範囲で」のラインが違う。
私だって反エコだからと、毎日バイク(または自転車)で通勤すればと言われても、すみません、楽だからと車にのっている。
孫だか孫の孫だかに、数代前のおばあちゃんはなにをしていたんだと、糾弾されるかもしれない。そのときに、自分はどうこたえられるだろうと、このごろ考えている。