悠々闊歩

はるかな道を悠々と、闊歩していきます

自分しかできない仕事

画像
ちょっと分かりにくい写真だけど、伐採の達人Kさんが、「かかり木」を処理してくれています。 木を切り倒したものが、周りの木にひっかかると、それを短く「くるめる」ときに、あらぬ方向に動くことがあり、危険です。Kさんは何ということもなく、「力のかかっている方向を見れば、訳はない」などといいながら、次々と迷いなくチェンソーを動かしていきました。 Kさんは難しい伐採に、名指しで呼ばれるそうです。例えば倒れかかっているご神木とかね(神社にひっかかったら大損害です)。北海道の何とかいう場所にヘリで飛んだ、などと涼しい顔で話していました。もちろん怪我の数は限りなく、そうやって覚えていく。こんな仕事してるから、いつどうなってもしょうがないと思ってる。と聞かされました。 「おらあ、自分ちのホダ木も切ったことないぜ。シイタケは嫌いだ」と笑いながら、さっそうとケットラで帰っていきました。