ギリギリ感のなかで考えていること
たっぷりしたズボンをはいて、近所の家に行ったら、そこのおばさんに
「めずらしい、マチの人がモンペ履いてる」と言われた。
マチの人か・・・と、軽くうなだれる。
移住促進の会議の場で、私の目の前で、
「でもなあ、もといた人間が出て行って、移住者ばっかり増えてくってのも、なんか違う気がする」
と、言われてへこんだこともある。
最初は、山間部に住みたい、というだけだった。縁あってこの村に来て、よくしてもらって、ずっと住みたいと思っている。
来てみて、住んでみて、良さも実感しているし、逆にギリギリ感もひしひしとある。
自分たちはどこまでもイジューシャでも、子どもたちにとっては、二つとないふるさとだ。
だから、いつでも帰ってこられ場所であってほしいし、さびれた存続不可能な姿になってほしくない。
そのために、自分たちができることをする。そのためだったら、人寄せパンダにでもなる。
時間切れで、物事がすすんでいかないように。デキレースで、上から決められてしまうのでなく。
そんなふうに、今は思っています。