悠々闊歩

はるかな道を悠々と、闊歩していきます

仏果を得ず

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大川中小での、出前文楽講座を前にして、娘が図書室から借りてきてくれました。 人形浄瑠璃文楽なんて高尚なモノは、まったく門外漢でしたが、 これと決めた世界にのめりこんで、芸の道を究めようとする気持ちは、整体を志す自分とも通じるものがあるなと感じました。 精進して精進し続けて、長生きして究めるという即席でない世界。 文楽、8月と9月に菊川で解説会・講演会があるそうです。観にいっちゃおうかな~。 金色に輝く仏果などいるものか。成仏なんか絶対にしない。生きて生きて生きて生き抜く。俺が求めるものはあの世にはない。俺の欲するものを仏が与えてくれるはずがない。(p.310)
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当日は解説を多くとって、また大仕掛けを使っての実演(伊達娘恋緋鹿子 火の見櫓の段)も見せてもらえました。画像の人形が、雪に凍えながら、また振り返って震えながら、火の見やぐらをのぼっていく姿が迫力満点!でした(^-^)太夫さんの野太い声にも、お三味線の響きにも魅了されました~。