中山間地では、イノシシがどれほど身近なのか?について(三話)
その1
先日、地元の神社で秋祭りがあった。
小学生の女の子たちが、巫女さんの衣装に着替えて、神社へと続く坂道を登っていく。秋空は高く、平和な光景である。
坂道のはじっこに、少々陥没している箇所があった。
小学生1「あー…このへん、けっこう崩れてるねえ」
小学生2「うん。イノシシだね、きっと」
小学生1「イノシシだねえ」
そうしてまた、平然と登っていく姿に たくましさを感じ、ふと立ち止まってしまいました。
その2
携帯電話がりんりんりーん
「あー、シシ肉があるから、持ちにおいで~」
「わかりました~すぐにいきまーす」
出かけてみると、玄関先でおとうさんが、うりぼうの皮をはいでいた。
あ・・・そこからですか・・・
「そっち、足持ってて」
「ハイハイ」
その3
えっ、とうちゃん今日お弁当だったっけ?
しまった、何もないぞ。といいながら、ありあわせの芋の煮っころがしと漬物と、
そういえばシシのスライス肉が残ってた!
ジュージュー、焼肉弁当いっちょうあがり。
道端にでっかい石がころがってるぞ。と思ったら、イノシシだったこともあります。はい。