土曜日 羊のいる風景

土曜日、朝の九時。さあ、もう家を出ないと仕事に間に合わない。習い事に出かける娘と一緒に、玄関を出たら・・・

となりの広場を、羊が歩いていた。

えっ？？

その向こう側では、近所の民宿のおかみさんが、畑につくっているヤマウドの芽を摘んでいた。今日のお昼の定食に出すのかな・・・って、おーい。おばさんも気づいて、こちらを向いた。

「ひつじ、離れちゃってますねーッ」

「そうね～」

そうね、って・・・

「あたし、電話しときますーッ」

「そうしてもらえるーっ」

急いで飼い主さんに電話する。とってかえして、羊はどこだと探すと、郵便局に入っていくところだ。

いやいや、下手に近づいてはいけないかも。先日、飼い主さんにじゃれつこうとして、角つきの石頭で頭突きしまくっていたから・・・

なんとか手綱をとり、娘と「絶対、背中向けちゃだめよ。頭突きするかもよ」「わかったっ」後ずさりながら広場に戻った。

飼い主さん来ないなあ。しょうがないなあ。槙の木にしばりつけて、そのままいてよといいながら車に飛びのりました・・・

患者さんに、「いやすみません、羊が逃げちゃって」と謝ったら、

「そんな下手ないいわけ、のびた君でもしないよ」と爆笑されました。

さて、そんな大川地区に、魅力を感じた人手を挙げてくださーい(^_^;)