のこぎりの目立てを教わる
ノコギリとヨキ(斧。薪割り用に使っている)を一丁ずつ持って、Oさんの家に向かった。どちらもヤマの隣人からの頂きもので、年季が入っている。
「ノコギリの目立てができるようになりたい」と、数年前から思っていた。毎年手帳をあらためるたびに、新年の目標として書き込んでいたのだが、なかなか機会がなかったのだ。
Oさんは、わたしの持参したやすりではサイズが合わないといい、目立てのイロハを教えてくれた。Oさんの作業場で、ノコギリを持つ姿勢から教わって、すこしずつやすりを当てていく。と、見る間に歯が光ってきた。
私にやらせておいて、Oさんはヨキに取り掛かった。くさびを入れる程度なら自分で挑戦するが、このヨキは歯もかけているし、ひびも入っていた。この程度のものがもし、手元にあったらOさんは捨てるか、それとも手入れして使うか?と聞いてみたくなるような代物だったが、Oさんは迷わず使うという。
「道具さえありゃあできるだよ」と言いながら、やすりやサンダーを巧みに使い、またカンナを駆使して柄も入れてくれた。
山仕事の合間に、実地で身に着けてきた技術だ。たしかな腕前だ。
さてノコギリの方だが、やっとスタート地点に立てた程度で、Oさんもなんとアドバイスしてよいものか、言葉に困るほどだったらしい(^_^;)
「ほうだなあ、いいようなところも…中にはあるけーが・・・ほとんどは駄目だな」だそうで{%がっかり(orZ)webry%}
またチェックしてもらえるようお願いして帰宅。
その日のうちに、やすりを購入してやり直してみたが、
ちょっと研げた気になると、すぐに枝をはらって試してみたくなる。だからなかなかOさんのところに持っていけそうにない・・・。
とりあえずは年が明けてしまう前に、目標にてをつけられたことに満足してしまった・・・。Oさん、気長に待っていてくりょう。