帰ってきたシャー子
よりによって大晦日、シャー子が脱走した。
大掃除で開け放った窓を、見逃してはくれなかった。締めておいたはずの、障子のすきまから出ちゃったらしい。
前の猫を、交通事故で亡くした我が家にとって
大川地区で唯一(と言っていいだろう)、交通量がハンパなく増えるこの一両日に
外に出られるというのは・・・痛い。
夕べは寝ずの番だったが、帰ってこなかった。
元旦、心配すぎて独りで、実家から1時間半かけて舞い戻った。
シャー子は野良出身なので、自分から戻ってくれたりはしない。
縁側の出入り口から順々に、エサを仕掛けて、油断したところで戸を閉める。
待ちの一念。
今回は警戒が強くて難儀したが、なんとか成功した。
しばらく出せ出せと哭かれたが、その後けろりと膝で寝ている。
この変わり身の早さは、どーしても理解できないです。でも、かわいいです。
さびしいけどホッとした、元日の夜です。