木を生かす仕事はいいなあ
知人の彫刻家さんから、ベンチを納品する仕事の手伝いを頼まれました。「力仕事だからお父さんに頼もうと思ったけど、きっとできると思うよ。頼みます。笑」だそうで、ええ、引き受けましたとも。
大学校舎の建て替えで、切らねばならぬ並木の木々を、新校舎に生かすということでした。
まだ切られていない状態の木を見ながら、
この木は使える、
この木のこの部分は生かせる、と ベンチの仕上がりをイメージしながら指示したそうです。
「まあ、木に関係した仕事をしている人なら、当たり前にできることなんだけどね」彫刻家さんはさらりと言うのですが、私には未知な世界で、憧れをおぼえます。
実際に私がしたのは、出来上がったベンチを磨いて梱包し、4トントラックに積み込むお手伝い。十数台のベンチは重たいし、しかも曲がりを生かしているから 積み込むにもパズルでしたが(涙)
木を生かす仕事のお手伝いができて、うれしい春でした。