見守られている
ご高齢の方で、すでに他界されているご主人が一緒に暮らしていると、思い込んでいる方は多い。
ご飯を一緒に食べた。コルセットを付けてくれた。いつもいばってばかりで困るの。などなど・・・
生き生きと語られる。
ご本人にとっては、それは幸せなことなのかもしれない。
先日お話ししたMさんは、ご主人のことはときどきお話に出るぐらいだったが、
施術を終えたときに、こうおっしゃった。
「やってもらうとね、家に帰ってから夜も、うんと(体調が)違うの。
主人にもねえ、いいなあって言われるよ」
そして不意に真面目な表情になった。
「よろしく頼むって伝えてくれと、言われたよ」
よろしく頼まれたなあと思って、泣けてきました。Mさん、ずっとよろしくお願いします。