OPTION B: 逆境、レジリエンス、そして喜び (シェリル・サンドバーグ アダム・グラント）
「Option A is not available. So let's kick the shit of Option B.」
オプションaはもう無理なんだ。ならば、オプションbをとことん使い倒そう。
彼女は、最愛の夫の急逝という悪夢を、周囲の力（心理学者で友人であるアダム・グラント氏を含めて）を借りながら、時間をかけて咀嚼して行く。乗り越えるとか忘れるとか、簡単な話ではない。私たちは人生で必ず、そして突然訪れる逆境に対して、どう対処し（または備え）生き続けていくか。丁寧に率直に語られている。
あなたにも私にも、逆境はある。オプションaの人生を信じていた日々は戻らない。ならばオプションbで、主体的に生きていこう。
苦難は①自分のせいじゃない
②全部が悪いわけじゃない
③ずっと悪いわけじゃない。これ、英語では３つのPっていうんだって。
私達には、悲しみの水底を蹴って浮き上がる力がある。再び水面で息をつくことができる。何度もまた沈みそうにはなるけれど、自己憐憫にまみれずまた水面を目指そう、そして更に上を目指そう。静かにふつふつと、励まされました。何度も泣けて来ちゃって、心のストレッチになりました。
