正欲(浅井リョウ)
Kさんが『世界観を揺すぶられた』と紹介していて、猛烈に浅井リョウ氏の「正欲」が読みたくなり、珍しく即kindleで購入して、深夜まで耽溺しました。
『多様性が大事』
『心理的安全の中で違いを認め合い、共に生きよう』
あるいは『みんなちがって、みんないい』みたいな、底の浅い考え方をしてきたもんだな、と感じます。
この世に生まれ落ちて、気が付いたら装着していた顔、肌、性欲求、性格や成育環境などは、
人間の本質的な孤独とつながっていて、分かり合えないのがデフォルトだと、読後感じました。
カミングアウトだの、分かりあいたいだの、くそくらえだなと。
他人に対しての偏見や抑圧は、無意識下にも流れていて、
社会的強者も、弱者も、紙一重だ。
簡単には外れない。ブレインロックに気づけないからこそ ブレインロックを外せないと似ている。
認め合うなんてできないのがデフォルトだけど、だからこそ共に生きることでしか救いはない。しかしそれも、簡単なことではない。
ちょっとまとまりませんが、そんなことを考えさせられました。
物語の中で、おまえたちは弱者だ、とひどい社会的制裁を受けながらも、奇跡的に手をつなぎ、共に生きようとしている2人のその後に、まだ思いをはせています。
他人に対しての偏見や抑圧は、無意識下にも流れていて、
社会的強者も、弱者も、紙一重だ。
簡単には外れない。ブレインロックに気づけないからこそ ブレインロックを外せないと似ている。
認め合うなんてできないのがデフォルトだけど、だからこそ共に生きることでしか救いはない。しかしそれも、簡単なことではない。
ちょっとまとまりませんが、そんなことを考えさせられました。
物語の中で、おまえたちは弱者だ、とひどい社会的制裁を受けながらも、奇跡的に手をつなぎ、共に生きようとしている2人のその後に、まだ思いをはせています。