悠々闊歩

はるかな道を悠々と、闊歩していきます

母さんがどんなに僕を嫌いでも(歌川たいじ)

数名から読書記録が出ていた本。アンリミテッド対象です
壮絶ないじめの数数は、最初苦しい気持ちで読んでいました。
でも著者が、相対的に数の少ない「受け入れられた体験」を糧にして、
自分の力で人生を好転させていくメンタルの持ちように心を揺さぶられました。
特に、自分を卑下する著者に対し、大きな愛で分かりやすく『自己成就予言』を示してくれたばあちゃんに泣けました。
 
また、愛情はなくても理解はできる、理解はその力があるほうからするんだ、というのが大きな学びでした。
愛情の有無は、感情だからどうしても先行します。でも、大きな意味で愛することは可能だと。
そう考えると、私も(著者ほどではないけれど)抑圧や裏切りに対して腐らず、より高みからの愛を配ることは可能なんだと思えました。