悠々闊歩

はるかな道を悠々と、闊歩していきます

ガンディーの言葉 (岩波ジュニア新書)

日本史・歴史ともに苦手意識、コンプレックスがあります。興味をもって学べたことがなくて、薄っぺらで教養がない引け目がある。
今年のやりたいことリストに「歴史の本を読む」項目があるんだけど、実行できていませんでした。
 
そこで出合えたのが、じゃじゃーん、コテンラジオ~~✨
私はポッドキャストで聴いています。史実や人物を、ストーリーで現代のしくみになぞえらえながら解説してくれるエンタメです。たとえば秦の始皇帝を、スタートアップ企業になぞらえたり、日本の天皇制がなぜ続いたかを「ぶっ壊すにはコスパが悪かったから」と解説したり。ランニングやウォーキングのお供に聴きながら、苦手分野の切り崩しにかかっています。耳読があるなら、これも読書の変化球といっていいんじゃないか。オーディブルみたいなもんとして。
 
そして先日、インド建国の父ガンディーについて学んだので、その知識をもとに一冊手に取ってみました。ガンディー、非暴力・不服従運動、塩だか糸だかのなんたら、という点の知識が、イキイキと一人の、決して聖人君主だけとはいえない人物像として浮かびました。
 
たとえばキリストやブッダは、どうやって人が従ったのかしらん、説法で魔法のように人を惹きつけるって言われてもと、遠い世界なんだけど、
ガンディーぐらい近代の、写真資料も残っている方になると、現実味が(多少なりと)湧きます。キリストらの類推にもつながる。逆にガンディーがブッダの時代の人だったら、それはそれで弟子たちがあることないこと伝言ゲームになり、宗教創設につながるのかもしれん。そんなことを考えました。
 
ガンディーの思想がキング牧師につながり、アメリカの黒人差別問題につながり、オバマ大統領につながる。歴史の面白さ、ちょい広がってきました。