手遊びの時間
いちべいさんが 芋切って
にべいさんが 煮て食べて
さんべいさんが 酒飲んで
しべいさんが 酔っ払って・・・
娘に手遊びを教えた。もともとは、『わらべうたで子育て』(福音館書店)という本で知った、遠野のわらべ唄だ。10まで進むと、最後はにらめっこであっぷっぷ!となる。
娘はわりに神経質だ。人の顔をうかがってみたり、ええかっこしいのところがあるので、どうも幼稚園では あんまりおふざけをしないらしい。家では変な顔をしたり、変なポーズをとったりもするが、「そういうの幼稚園でもしてみれば?」といってみても、どうも不発だ。
でもだからこそ、家では発散するのがだいじなんだろうな、と思う。バカやったり、ワガママを通したり。
何気なくやってきたけれど、にらめっこには、実はいろんな効能があるらしい。
おばかな顔をするのも、発散のひとつだろうし、
他人としっかり目線を合わせる、大切な練習にもなっている、とのこと。
これは 額を合わせる額相撲(でんび押し)にも、いえるらしい。
なるほどなあ。
面倒くさくて「いやーだよ」と逃げてしまうことも多いけれど
子どもが「ねえ、いちべいさんしよう」と膝に乗ってきてくれる、そんな期間も短いのだろう。
そんな手遊びの時間を覚えていてほしいし
私もずっと覚えていよう、と思う。(はは)