守りたい
今流れているメルセデス・ベンツのCMコピーは、
『守るべきものが多いほど、人生は豊かになる』だったかな?
本当にそうかな?
守るべきものが多くなると 人生の自由度が低くなるのは確かだけれども。
まあその守るべきものの捕らえ方も、プラスマイナスの両面があって
自分の考え方次第なんだろうな。
デスクトップの背景を 二人の娘の写真にして以来、
パソコンを開け閉めするたびに
ああこの子達を守りたい、幸せにしたい。そのためにはどんな努力もいとわない、と
真剣に感じる。それはもう、素直に 祈りに近い感情だ。
Mr.CHILDRENの『タガタメ』という曲が、先日来 頭を離れない。
子どもらを被害者に/加害者にもせずに
この街で暮らすため まず何をすべきだろう?
でももしも被害者に/加害者になったとき
できることといえば 涙を流しまぶたを腫らし 祈るほかにないのか?
広島で 栃木で
二つの幼い命が無残に散らされてしまった。
守れなくてごめんね、と、近隣の父兄がコメントしていた。
私も、守れなくてごめんね、と泣く。大人として、じゃあ何をすればいい?
犯人を一人つるし上げるだけですむ問題ではないだろう。
人の仮面をかぶった犯罪者予備軍たちは ぞろぞろ控えているはずだ。
犯罪にあったとき/遭いそうになったときにどうするか?という方向性は
ここしばらくで かなり進展してきたと思う。ブザーや防犯教育など。
でももうひとつ、犯罪予備軍の側の対策は、遅れを取っているように感じる。
自分の子どもの手を しっかりと握る事以外に 行動を起こしたい。
何をすればいいんだろう。