悠々闊歩

はるかな道を悠々と、闊歩していきます

あさえとちいさいいもうと/いもうとのにゅういん

好きな絵本作家さんは何人かいますが、林明子さんもそのうちの一人です。 aisbn:4834008746あさえとちいさいいもうとを読みました。姉妹という設定のせいか、自然に感情移入してしまいます。あさえがいもうとを気遣う気持ちが、ほんとうに子どもの視点から、描かれている佳作です。いなくなってしまった妹を、一生懸命さがすあさえの心の揺れがつたわってきます。図書館のお話コーナーで、娘に読みながら、またまた泣いてしまいました。 上の娘は このごろ絵本の楽しみ方がかわってきました。ながいお話が楽しめるようになったし、自分でも読んでみようという意欲が持てるようになってきたし。それから知らない話を次々と読みたがり、「これ知ってる、飽きた」と見向きもしないこともあります。 でもこの本は、気に入ったようで 何度も自分で開いています。 この本とaisbn:483400161x『いもうとのにゅういん』は、姉妹のような作品です。私が好きな場面は、お父さんと一緒に 入院中の妹をたずねるところです。病院のよそよそしい空気に、ふと気おされるようなあさえの心持が伝わってきます。 ぜひご一読を。(はは)