たけのこ
お隣のおばあちゃんが、このごろせっせと筍をゆでています。
原付バイクに、大きなかごを背負ってまたがる勇姿。玄関先でぱっぱと菜切り包丁を使い、筍の皮が散乱します。
それを、ブロックを重ねたこんろで ぐらぐらとゆでるのです。
大きな大きな鍋です。こいでやすこさんの、aisbn:4834014630おなべおなべにえたかな?を思い出します。
「ちょっと火の番、お願いね~」なんて声をかけられました。筍の皮を、山に捨てに行くようです。ええっそんな責任重大!
娘二人と、おそるおそる火を覗き込みます。たき火で裸火には慣れていますが、やはり迫力満点。お鍋はふうふうとアクを噴き出しています。
ぱちぱちと木のはぜる音、独特のにおい
娘たちがじいっと感じているのが分かります。
ありがたいなあ、と思いつつ しばし3人でみつめました。
私が小さい頃は、「筍を食べると背が伸びる」なんていわれて
大きくなりたい一心で いっしょうけんめい食べました。
今、娘たちは まだあまり口にしませんが
それでも 季節のものを食卓に「のせる」だけで意味があると信じて
土佐煮、みそしる、照り焼き風にちんじゃおろーす と 連日の筍三昧です。
最近 山に竹がはびこって大変なんだ なんて話から、
「取りきんないから、あんたっちも取っていいよ」と言っていただけました。
家からすぐの山だったんだと初めて知り びっくり。これはいいぞ。
今度 ちちがお休みの日にでも、また行って見たいです。(はは)