ザリガニに学ぶ 魚に学ぶ

思い立って川遊びに行きました。

ありがたいことに、家からあまり遠くない場所に、湧き水の出る川があり、他に比べると　かなり多様な魚が見られます。ちちが休んでくれた休日。たもと大小の入れ物、長靴とタオル、おやつと飲み物を車に積んで　いざ出発！

上の娘が　はりきってたもを使ってくれました。ちちの指導のもと、下流側にたもをかまえ、そこに向かってざっざっと足を動かして　魚を追い込んでいきます。「こう？」「「ここいるかな？」などと夢中になっています。

今回特にすごいな、と思ったのは、上の娘がアメリカザリガニを持てたこと。背中から持てば挟まれないと聞いて、おそるおそる持ち上げました。去年はサワガニどまりだったのに、すごいぞ！

そして更に、姉の様子をじっと見ていた下の娘が、姉が川に戻るや、がばっと水槽に手をつっこみました。あっと思ったら「がびちょ～ん」なんて自慢げに・・・ザリガニ捕獲。

(ﾟДﾟ)！ やるなわが子よ。

下の娘は　水槽を飽きずに眺めていましたが、突然泣き出しました。

ザリガニが、小魚を挟んだのです。「かわいそう！」「かわいそう！」「ちーち（血）出てきた！」と大騒ぎ。でもどうしてやれるでもありません。パクパクと小魚が弱っていく様子を、一緒に見ていました。

「ザリガニ出す！」

娘二人で一致して、ははがザリガニを川へ戻しました。そして無駄死にしてしまった小魚も。

その晩下の娘は何度も何度も、そのときのことを口にしていました。

「ザリガニさん、ちょきんって挟んじゃったねー」

「ちーち出ちゃったねー」

「かわいそうだった・・・」

よほどの衝撃映像だったんだろうな。

ザリガニにも　無駄に死なせてしまった小魚にも　感謝の一日でした。（はは）