悠々闊歩

はるかな道を悠々と、闊歩していきます

はじめてのキャンプ

aisbn:4834009726「はじめてのキャンプ」(林明子福音館書店)なほちゃんが、大きなお兄さん、お姉さんたちに混ざって ちょっと背伸びしながらはじめてキャンプに行く童話です。

シンプルな挿絵ですが、

赤、緑、青の三色のみで、よくぞここまで効果的に、「はじめてのキャンプ」の心理を表現できるものだなあ、とうなりました。

荷物の重たさ

はりきって薪を集める、大きな薪が見つかったときの誇らしさ

初めて経験する 野外の暮れゆく空の色

「無音」を実感する 山の静けさ

一人でトイレに起きるときの心細さ

電灯ひとつない中で見上げる満点の星

朝、一人で目覚めて見上げるテントの内側

きっと林明子さんも、よい幼年時代を過ごされたんだろうなあと感じました。今、出あえてよかったな!の一冊でした。(はは)