泥の針のむしろ?
下の娘を保育園まで迎えに行く。お迎えの後は、しばらく園庭で遊んでいくことが多い。
夕立の後で、園庭はしめっぽかった。娘たちがすべりだいに登ろうとすると、
「先生がだめっていってたよ」と、園児にとめられてしまった。
そうなの?びちょびちょというほどではないし、気をつけて登るってのじゃだめなの?
いつもは子どもたちが群がっている登り棒も、綱の部分がすこし湿っているだけなのに、遊具はいっさい禁止。安全あんぜんってのはわかるけど、厳しすぎないかな?
「どうしてだめなの?」と娘に訊かれて、なんでかねえ、としか答えられない。
別の場所には、泥んこをさわっている子供たちがいた。
そこに先生がきて、「どろんこやっていいって誰がいいましたか~?」と片付けさせた。
泥んこ遊びって、許可されてするもんなのか。
せめて、「お母さんもうすぐ来るから、今はやめておこうね」とかなんとか、言いようがあるんじゃないの?
延長保育の子どもたちは、全員園舎にもどってしまい、娘たちだけになった。
どろんこが気になっていた娘たち。上の娘は、おろしたばかりのぞうりが気になっているらしい。
「脱いじゃえば?後で足を洗えばいいじゃん」
先生への反発があって、つい、火をつけてしまった ははであった。よろこんで泥んこぐっちょりになる娘たち。たぷたぷと気持ちよさそうだけど・・・
はっ!よそのお母さんちのこと考えてなかった。
あわてて、「長い針3になるまでね!」と約束したが、それまでの15分が長かった、長かった。
もちろんいろんな事情もあるし、泥んこさせてあげる時間がない親だっている。靴を汚したくないうちもある。それは分かる。
だから、お迎えのお母さんたちは「わ~気持ちよさそうだね」といいつつ、微妙な表情で通り過ぎる。そして子どもの視線を泥んこに向けさせないよう、体でガードしつつ 足早に去るのであった。ごめんなさい。
娘達はすっかり満足して、5時15分、泥んこ遊びを終了しました。(はは)