その時々のすがた
下の娘が、このごろ保育園の話をする。
といっても、実際に通っている保育園ではない。『たんぽぽほいくえん』という、いわば架空の保育園の話だ。
たんぽぽほいくえんには、「おかあさんのおなかにいたころに行ってた」と、娘は言う。
いわく、たんぽぽ保育園には、おかあさんと同い年の○○年(特に秘す!)のせんせいがいる。
いわく、たんぽぽ保育園には、えいごぐみがある。
めちゃくちゃな歌をうたっては、「このうたはたんぽぽ保育園で習った」。
時々、今通っている保育園とごちゃごちゃになることもある。
はじめは、すわ 前世の話か、と驚いたが、近頃はよくわからない。とにもかくにも、娘がうれしそうに たんぽぽ保育園での出来事を語るので、それでよしとしている。
そんな話をしてくれる時期も短い、ということも もう知っているから。
今日、知り合いの方が 生まれて10日ほどの赤ちゃんを抱かせてくれた。
いかにも新生児、の赤ちゃんは、ふわりと軽く、あたたかかった。これこれ!これだよ~と、懐かしく母性本能がうずく。
新生児には新生児にしかない、そのときにしかない魅力がある。そして3歳児にも、そのときにしかない魅力がある。
子供の、その時々の魅力を見落とさないよう、大切に子育てしたいものだな~と、改めて感じた。(はは)