悠々闊歩

はるかな道を悠々と、闊歩していきます

フラニー・B・クラニー あたまにとりがすんでるよ!

亡くなった ははの父について、娘と話をしていました。とてもお祭りが好きで、先頭に立って地域の祭りを作り上げていったこと。当時たいこを叩くのは男の子と決まっていたけれど、私たち娘に太鼓を仕込んだこと。娘三人が食卓に並んで、お箸を両手に持って 小太鼓を練習したこと。

おかげで 姉は、村ではじめて小太鼓を叩く女の子になりました。そして私は、村ではじめて大太鼓を叩く女の子になりました。

病気にかかって参加できなくなってからも 祭りを見に来た父が、「下手な太鼓だと思ったら、お前がたたいてただか~!」と言ったのをよく覚えています。でもほんとは、嬉しかったに違いない。

「おかあさんすごいね~。女の子ひとりで、恥ずかしくなかったの~」と娘が言いました。

「いいのいいの。自分がかっこいいと思ったら、それでいいの。お姉ちゃんやおかあさんの後には、太鼓叩く女の子たくさんいたんだよ。こないだ見に行ったときにも、たくさんいたでしょう。

ラニー・B・クラニーといっしょだよ。自分がいいと思ったら、胸張ってればいいの。まわりはきにしなくていいの」と答えました。

フラニー・B・クラニー あたまにとりがすんでるよ!という絵本があります。友人が紹介してくれました。かっこよくわが道を行く女の子、好きだなー。

つい周りを気にしてしまう娘に、どれだけ伝わったかはわかりませんが、まあこういうのもありだよね!って思ってくれたらいいなーと思います。

ちちは もうちょっと空気を読むほうがいいんでは・・・という意見らしいですが。さて皆さんはどう感じるでしょう。(はは)