悠々闊歩

はるかな道を悠々と、闊歩していきます

なごりとはしり

気づけは春まっさかりです。竹やぶからウグイスの声が響きます。だいぶ上手になったではないか。

土手の散歩道では、だんだんと夏草が背を伸ばしてきています。イタドリが葉を広げ、クズが地を這います。もうすぐ容赦なく、土手の斜面や大きな木まで覆いつくしていくでしょう。来たな来たな、という感じです。つる先がツン、と上を向いて、若いやる気がみなぎっている。大好きなアザミの花も見かけました。

そんな植物たちが背を伸ばす前に、早春の小さな植物たちは 実をつけて次世代を残そうと必死なのでしょう。タチイヌノフグリは葉を枯らし気味。タンポポも以前より高く首をもたげて、綿毛を風に飛ばそうとしている様子。その頭上にはすでに、覆いかぶさるように夏草が立ちはだかっている。

季節の走りと名残が交錯します。熟女年齢??のわたしとしては、つい名残を応援したくなる、というのが人情でしょう~。ちょっとあせり気味のタンポポ君、などを主人公にして、ミニ劇場を繰り広げつつ 土手路を歩きました。「うーん、もうちょっと待ってくれよう」「やばい、今日は雨が降りそうだっ」なんてね。(はは)