悠々闊歩

はるかな道を悠々と、闊歩していきます

おかえり

いつものように ラジオでニュースを聞きながら、娘二人を小学校・幼稚園へと送り出した。起こしてしたくして、ご飯を食べて。毎朝、時計をにらみながら忙しい。

赤ちゃんポスト」に、3~4歳の男の子が預け入れられたというニュース。開設初日の出来事らしい。男の子は、父親と来たといっているとか。また、妊婦が遺体で発見、というニュースもある。新聞を開いたら、戦争時の沖縄の、集団自決の記事もあった。

わたしはこういう、幼児虐待だの性犯罪だの、悲惨な体験だのというたぐいに弱い。一度ニュースをきいたり、細かい描写を知ったりすると、頭にこびりついて離れなくなる。男の子はどんな生活をおくっていたのか?父親と二人、どうやって別れたのか?リアルに想像してしまう。

娘がおどけて、なかなか園服に袖を通してくれない。朝っぱらから上機嫌で踊っている笑顔を見ながら、今日この子になにかあって、二度とあえなくなったらどうしよう、という当てのない不安をかきたてられた。

だってそれは、現実に起こりうることなのだ。娘が冷たくなっている不吉な映像まで思い浮かんでしまう。そんなことしたくないけど、どうしようもなく浮かんできてしまう。毎日毎日、これがさいごだったらどうしよう、と考えている。

今日一日が無事に過ぎますように。おかえりといえますように。と、切に願う。(はは)