花束を持って
下の娘が、幼稚園に庭のあじさいを持っていきたいといいだした。どうやら、園に花を持ってきた友達がいるらしい。何本か束ねて、新聞紙に包んであげた。
昔母親が、庭の花を学校に持たせてくれたことを思い出す。新聞紙を娘の数だけ広げて、下のほうの葉をちょんちょんと切って、くるくる巻いてくれた。「花を下に向けてもっていきなさいよ」そのほうが「もつ」から、といわれても、やっぱり花束らしく抱えていきたかった。
クラスには、私よりしょっちゅう花を持ってくる子もいて、うらやましかったっけなあ。
下の娘はやっぱり、新聞紙に包む私の手を じーっと眺めていた。ついでに切り口にぬらしたキッチンペーパーをまいて、ホイルでとめてあげた。「はい」と手渡すと、にっこり!と笑って、
「ありがとう!」といってくれた。
上の娘も持ちたがり、「持たせて!」「いいよ!あかちゃん抱っこするみたいにね」「バスまでもってってあげる!」などという声が聞こえた。
そういうのって、かわらないんだねえ。
切花にできる花、育ててみようかな。という気持ちになりました。(はは)