うれしかったこと
電話が鳴った。以前引っ越していったママ友からだった。
一度だけ、子供たちを公園で遊ばせながら、短い時間語り合ったことがあった。子供を育てながらの、今後のワタシタチの人生について。整体師としてこういうことを実現していきたいんだ、だから勉強しているんだ、と私は語った。彼女も将来の抱負を語ってくれた。
慌しく旅立って以来、メールは交換しても声を聞くことはなかった。
大学に合格した、という。機会と多くの人の協力を得て、彼女自身が勝ち取ったものだ。思わず歓声を上げてしまった。
そして彼女はいつものクールな声でこういった。「まあ、これがスタートラインだけど。がんばってる同士、知らせとこうと思って」
確かに彼女の目標とする資格は、さらに何年かの努力を要する。私たちの目指す分野は違うけれど、お互い、人の体の奥深さに惹かれて、果てしない世界に片足突っ込んじゃったんだな。そして、生涯極めていこうとする同士なんだな。
そのうち、マニアックな話題で盛り上がれるかも。嬉しい電話でした。(はは)